医院のブログ

矯正治療中のトラブル・対処法

2022.01.12

マウスピース型矯正装置(インビザライン)で起こりやすいトラブルとその対処法について


①アタッチメント・ボタンが外れた

インビザラインでは歯を効率よく動かすためにアタッチメントと呼ばれる突起を歯の表面に付けたり、ゴム掛けを行って頂くためにゴムを引っ掛けるボタンやフックをつけることがあります。

アタッチメントとボタンはマウスピースの着脱の際やお食事の際などに外れてしまう事があります。

どちらも付け直しの処置が必要となりますが、次回来院時の対応でも大丈夫な場合もあるので、外れたことに気づいたら、まずかかりつけの歯科医院に相談しましょう。

②マウスピースが入らない

今まで問題なくマウスピースを装着できていたのに、新しいマウスピースに交換した時、これまでのように装置が入らないことがあります。

これはマウスピース自体が変形・破損している「不良マウスピース」の可能性があります。

そのときは、かかりつけの歯科医院に相談しましょう。

③マウスピースが歯から浮いている

マウスピースと歯の間に隙間があるときは次のようないろんな原因が考えられます。

・歯の動きが遅れている

・装着時間が足りない

・チューイをよく噛んでいない

・アタッチメントが外れている

・マウスピースが変形している

・着脱の仕方に問題がある

・不良マウスピースである

・装着するマウスピースの番号が間違っている・・・・・

装置の不具合の判断はご自身ではとても難しいので、まずはかかりつけの歯科医院へ相談しましょう。

このような不具合のあるときには1枚前のマウスピースに戻るか1枚次の枚数に進めていただくことがあります。

そのため使い終わった1枚前のマウスピースは保管していただくよう当院ではお願いしております。

また、不良マウスピースは破棄せずに来院の際に歯科医院にお持ちください。

④マウスピースの紛失・破損

マウスピースを紛失・破損しないために、装置を外した際は必ずお渡ししているケースに入れて保管ください。

もしマウスピースを紛失・破損した場合はすぐにかかりつけの歯科医院へ連絡してください。

マウスピースを装着しない期間が長くなると歯が後戻りし、予想外の方向に動く可能性があるので、そのままにしておくのは危険です。

紛失・破損した際には、1枚前のマウスピースか次のマウスピースを装着するようお願いすることがあります。

  • マウスピース型矯正装置(インビザライン)は正しい着脱方法で着脱していただき、装着時にはチューイをよく噛んで、決められた装着時間を守っていただきますようお願いします。