矯正治療について

上顎前突とは

上の歯が下の歯よりも前に出過ぎた状態のことで、大きく分類すると、上の歯の傾斜によって出っ歯になっている場合(歯性の上顎前突)と、下顎に比べ上顎全体が大きく、上顎の歯茎と歯が前方に突き出ている場合(骨格性の上顎前突)があります。デメリットとして次のようなことが挙げられます。

上顎前突による弊害

  • 「見た目の悪さ」があり、横顔のバランスが悪かったり、笑ったときに歯茎が目立ったりするため、それがコンプレックスになる。
  • 唇が閉じにくく、口呼吸になりやすく、歯や歯ぐき、口の中が常に乾燥した状態になりやすいため、虫歯や歯周病、口臭の原因になりやすい。
  • 前歯が前に出ているため噛み合わせが悪くなり、食べ物をうまく噛みきれない。
  • スポーツや事故に遭った際に、前歯が折れたり唇が切れたりしやすい。
  • 下顎を前にズラして噛むクセがつくため、顎の関節に負担がかかって顎関節症になりやすい。