ブラケットを装着して矯正治療をしているときには痛みがあります。
痛みの種類をについてご説明します。
矯正器具による痛み
歯の表側や裏側に付けた装置をつけた直後は、まだお口の中で慣れていないので頬や唇や舌に接触して痛いことがあります。
口内炎の塗り薬、矯正器具をカバーする矯正用ワックスで痛みを防ぐことも可能です。
「矯正治療中のトラブル対処法について」というタイトルのブログを参考にしてください。
歯が動く時の痛み
矯正装置を付けた直後はすぐに痛みを感じるわけではありませんが、引っ張られているような、締め付けられているような感覚があります。
装置を付けて3〜6時間後あたりから痛みを感じることが多いようです。痛みの感じ方は人それぞれですが、歯が動き始めてからは次第に緩和していく傾向にあります。装置を付けた日、ワイヤーの調整をした日の最初の数日間を乗り切れば、その後はそこまで痛みを感じることは少なくなります。
マウスピース型矯正装置(インビザラインなど)による矯正治療中にも、次の新しいマウスピースに交換した際に、きつく締め付けられた窮屈な感じの痛みがあることがあります。痛みが出ても3日〜1週間ほどで感じなくなるパターンが多いです。マウスピースの交換枚数が増えていくごとに、痛みにも慣れてあまり感じなくなると思います。
噛む時の痛み
歯が動くことによって痛みを感じている間は、食事の際にも痛みを感じることがあります。上の歯と下の歯が触れただけでも痛みを感じることもあります。
お肉等の固い食べ物よりも、軟らかい食べ物をおすすめします。
歯ぐきの痛み
矯正器具が付くことにより歯ブラシがしにくくなるため、お口の中に汚れが付きやすい状態になります。十分歯みがきができていない汚れが残った状態が続くと、歯肉炎になり歯ぐきが痛くなりやすいので、丁寧なブラッシングでお口の中を清潔に保つことがとてもとても大切です。