医院のブログ

矯正治療について

2021.08.07

舌癖(ぜつへき)の改善


舌癖は、成長と共に自然に治るものではありません。

舌癖があると歯並びに影響が出てきてしまい矯正治療が完了しにくく、矯正治療で歯並びがきれいになっていっても後戻りしてしまう可能性もあります。

トレーニングをして舌やお口周りの筋肉を鍛え、舌癖を改善していきましょう!

お家で簡単にできるトレーニングをいくつか紹介します。                                      

トレーニングするにあたって、覚えて頂きたい事はお口を閉じた時「スポット」と呼ばれる舌の先が触れるポジションです。トレーニング時だけでなく、日頃から舌の位置はスポットにあるよう意識しましょう。

スポットの位置を覚える為にスティック(アイスの棒のような物)をスポットにあて、次に舌の先をスポットに付けるのを繰り返ししてみましょう。

*舌の先をまるめないよう注意しましょう。

・スポット習慣

舌の先をスポットにつけて、ストローを5分間噛む。

この時唇は閉じて行います。

・舌の先の練習

舌の力を強くする。

スティックを唇の前で垂直に持ち、舌の先に力を入れて押します。

舌を平行に前へ出すようにしましょう。

・ポッピング

舌全体を上へ持ち上げて舌を鍛えます。

舌先をスポットにつけ、舌全体を上顎に吸い付けます。

その時口は大きく開け、舌小帯(舌の裏がわのつっぱり)をできるだけ伸ばします。

舌で上顎をはじくように「ポンッ」と音をたてます。

・あいうべ体操 (今井一彰先生提唱)

口を大きく「あー・いー・うー・べー」と大げさに動かしましょう。

声は小さくて大丈夫です。

1日最低30セット(「あー・いー・うー・べー」が1セット)してみましょう。顎が痛む方は「いー・うー」だけでも大丈夫です。

まとめ

舌の位置や舌癖は歯並びにも影響しますが、その他、唾液の分泌・歯槽膿漏・虫歯にも影響してきます。

舌の位置や舌癖が改善されることで、様々な症状が改善していきます。

口を閉じる時は、必ず舌の位置(スポット)を意識するようにしましょう!