マウスピース型矯正装置(インビザライン)で歯を動かすためにとても重要なアタッチメントが矯正治療中に外れてしまう事があります。
今回はアタッチメントがなぜ外れてしまうのかについてお話しします。
アタッチメントが外れやすくなる5つの原因
1 マウスピースの外し方が間違っている
マウスピースを外すときどのように外していますか?
きちんと内側に指を引っ掛けて外していますか?
歯の表面にはアタッチメントがついているので外側から外してしまうとアタッチメントに力が掛かってしまい外れてしまう恐れがあります。
間違った取り外し方法は歯肉を傷つけてしまったり、マウスピースが歪んでしまったり割れてしまう原因にもなりますので、正しい取り外し方法を心がけましょう。
2 食べ物
せんべいなどの固い食べ物をおもいっきりかじってしまうと、その衝撃でアタッチメンとが欠けたり外れたりしてすることがあります。
インビザラインは矯正治療中に禁止している食べ物は特にないのですが、ワイヤー矯正の方と同じように固い食べ物を食べる時の注意点として、食べ物を一口大にしてから食べていただくと外れにくくなります。
3 お口の中に汚れがたまっている
『お口の中が汚れていることと関係があるの?』と思われるかと思いますが、アタッチメントは歯の表面に直接付いていて、ボコボコとした凹凸があるので、周りは汚れが溜まりやすくなっています。
アタッチメントは歯と同じ色のレジン(樹脂)で出来ています。レジンは汚れが溜まる事によってだんだんと劣化してきてしまい外れてしまう原因となります。
1日のうち、最低1回はしっかりと歯磨きをしましょう。
4 アタッチメントを付ける歯に被せ物がしてある
虫歯治療をした歯には虫歯を削ったところに白色・銀色の被せ物がしてあります。
外れにくくするために、アタッチメントを付けるときに専用の液を使用したり、付ける部分の被せ物の表面を少し削ってからアタッチメントを付けます。