医院のブログ

矯正治療中のトラブル・対処法

2022.04.01

矯正治療中の食事について


・装置にからみやすい粘着性のあるもの

ガム、キャラメル、ハイチュウなどは、ブラケットなど装置が外れることがあるので控えるのが最善です。

・繊維性の野菜

ほうれん草、ニラ、ネギ、えのき、もやしなどの繊維質の物は、ブラケットなどに絡みやすいため食べにくい場合があります。ただし、これらの食べ物も短く切って調理すると食べやすくなります。

・食べ方によっては装置が外れるもの

バケットパン、せんべい、スルメイカ、りんご、ステーキ、チキンなど前歯でかじり取るような食べ方は、装置が外れる原因となります。

ただし、これらの食べ物も小さくするとか柔らかく煮るなど、調理方法や切り方の工夫によっては食べやすくなります。

・透明なエラスティックを変色させるもの

コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、キムチ、ミートソースなどは、ワイヤーをとめているエラスティックが着色する可能性があります。気になる方は治療の前日などに食べることをおすすめします。

・マウスピース矯正で気をつける飲み物

お茶、コーヒー、ワイン → マウスピースが着色します!

スポーツドリンク、甘い飲み物 → 虫歯の原因になります!

熱い飲み物 → マウスピースが変形します!

これらの飲み物は、マウスピースを外して飲むのは全く問題ありません。 マウスピースを装着したままで飲んでもよいのは『水』です!

・調整後の数日間(痛みを感じる時)におすすめの食べ物

リゾット、雑炊、煮込みうどん、豆腐料理、グラタン、ひき肉料理など

*栄養バランスも大切ですので、偏った食事にならないように注意しましょう。

・口内炎の予防

矯正中は口内炎ができることもあります。口内炎の予防には、まず、お口の中を清潔に保つことが重要です。調整後の痛みがあるときは、食事がしにくいので栄養バランスも崩しやすくなります。

『ビタミンB2、ビタミンB6』は口内炎の予防、改善にも必要な栄養素です。調理方法を工夫して、バランスの良い食事を心がけましょう。

<ビタミンB2>

 レバー、たまご、豆腐、牛乳、カマンベールチーズ、納豆など

<ビタミンB6>

 赤身の魚(マグロ、サケ、カツオなど)、鶏肉、バナナ、さつまいも、ゴマなど

*以上、ご参考にしてくださいね。